コロナウイルスの抗ウイルス薬として、「レムデシビル」が2020年5月7日に特例承認されました。
▶ギリアド社のプレスリリース

「レムデシビル」とは、ギリアド・サイエンシズという製薬会社が、エボラ出血熱の治療薬として開発を進めていたものです。
ウイルスのRNAポリメラーゼを阻害することで、コロナウイルスの増殖を抑制すると考えられています。

商品名見ると、点滴静注液なのですね!
===========
商品名:ベクルリー®点滴静注液 100 mg/点滴静注用 100 mg
一般名:レムデシビル
===========
※薬剤には商品名(製薬会社が名付ける)と一般名(有効成分名)があります。

ちなみに、プレスリリースには「重症患者に対する治療薬」と記載があり、軽〜中等症患者への処方を目的とした薬ではないことに注意です。
安全性が保証されている訳ではないため、限定的・慎重な使用が求めれている状況のようです。
また、妊婦や腎機能・肝機能低下者などには使用を避けることになるみたいです。

副作用:
肝機能障害、下痢、皮疹、腎機能障害、多臓器不全、敗血症性ショック、急性腎障害、低血圧などが報告されているとのこと。


実際に臨床現場で使用されて、効果または副作用が報告されて、情報が蓄積して、より適切な使い方が分かっていく、という新薬の道のりがスタートします。

とりあえず、重篤患者向けの治療薬ができたのは一歩前進、なのだと思います。

▶アビガンについてはこちらの記事